
「自律神経」って時々聞くけど、メンタルコントロールには大事なものらしい…というフワッとした認識なので読んでみました。
これが結構おもしろい!!
自律神経に負担の大きい行動で、意外とやってしまってそうな例がいくつか挙がってましたが…
・弾丸温泉旅行
・ストレス発散のための運動(トレーニング)
・眠るまえのホットミルク
とかはNGなんだそうです。いや~やってたなぁ…
これらがなぜNGなのかは、ぜひ本書を読んでみてください。要は、どれも交感神経が働くほうに作用するので自律神経が休まらない、ということなのです。
なお、「ゆったり過ごせる温泉旅行」や「眠る前の白湯」とかならOKらしいです。
自律神経とは
自律神経を構成するのは「交感神経」と「副交感神経」。
臓器を働かせるための神経でもあり、「交感神経」はアクセル、「副交感神経」はブレーキのイメージだそうです。
おもしろいなと思ったのは、汗をかく汗腺だけはブレーキをかける副交感神経が分布してない(関与してない)んだそうです。汗って出るだけのコントロールなのかぁ…
交感神経は、緊張したり興奮したり、ストレスの高い時に優位になる。ふつうに日中活動している時や運動時も同じく。
副交感神経は安心で穏やかな状況下で優位になるため、食事中や夜間のリラックスタイムに優位になりやすいと言える、と。

えっ、じゃあ日中仕事してたら1日のほとんどの時間が交感神経が働いてるのか…それなのに家に帰ってもリラックスできなかったら副交感神経が優位になる時間少なすぎじゃないか!?
生きるためには交感神経が重要で、野生動物も天敵に出くわしたら闘うか逃げるかするために瞬時に活動モードに切り替えなくてはいけません。そのため、「交感神経は0.2秒でオンになりますが、副交感神経はオンになるのに5分くらいかかります」なんだそうです。
0.2秒ってすごいですね!生物の体のつくりは本当にミラクルだなぁ!
運動についての考え方
過度な運動は自律神経に悪いとのこと。
辛い運動は達成感と爽快感が大きいのでそっちをとってしまいがちですが、実は自律神経の疲れがたまってしまうことに…!
自分の許容範囲内で運動をすることが大事であって、「汗がダラダラ流れ続けたり、息が切れたりするのは、キャパを超えた証拠」とのこと。また、負荷の高い運動を低頻度で行うよりも負荷の低い運動を高頻度で行うほうがおススメだそうです。

ダイエットで汗ダラダラかくような運動をやらなきゃ~と思ってましたがちょっと控えようかなぁ~…(そしていつまでも痩せられない…!)
「パーッと遊ぶ」は、ストレス発散にならないかも!?
リラックスできる状況下で優位になる「副交感神経」が出てこなければ、「交感神経」がずっと働いているわけです。「交感神経」は敵から瞬時に逃げられるような緊張状態と言えるので、それがず~~~っと続いたら疲れるにきまってますよね。
だから「仕事で疲れた!パーッと遊んで騒いで発散しよう!!」というのは、スッキリしたような気分になっても実は神経は休まらずに疲れる一方なのかもしれません。
副交感神経が働くような、安心で穏やかな時間を意識的に作ることが大事です。
たとえば・・・
夜、寝る前に「部屋を薄暗くしてアロマを焚いて瞑想する」とかどうでしょう。
自分のリラックスタイム、大切にしたいですね。
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